ネコロジーラボ

シニカルで愉快な猫族との関わりを綴ります

爆弾 

2017/02/09
Thu. 10:14

また後回しにしてしまおうか…と、逃げ腰になっていました。


今朝、窓を開けると、うっすら雪が積もっていました。

「いーかげん、絆創膏は一気に剥がせよ」って、
背中をごつっと、彼に押された気がして、この事実と向き合います。



2ヶ月半前の
2016年11月24日。
南関東に、早すぎる雪が積もりました。


この日我が家は、

松っちゃんのお葬式をしました。









11月16日
我が家でリハビリ療養していた母が、みるくと実家に帰りました。
母と暮らしたことのある松っちゃん。
もともと松っちゃんは、私よりも母が大好きでしたが、
おかーさんまた来いよ~って、軽い感じで母を見送り、
あんなにおかーさんが好きだったのに、はくじょーだよね、とみんなで笑いました。
いつも通り、すごく元気だった。

11月19日夜
ひろとが亡くなってから、「松っちゃんと焼肉かスキヤキ」が流行っていた我が家。
毎度、味付けなしの一切れのお肉を細かく切って少しづつサーブし、
この日も最初から最後まで、松っちゃんは共に食卓を囲んでくれました。
その後、松人生初の、粗相をしました。
嫌な感じがしました。

11月20・21日、数回粗相しましたが、食欲はありました。
尿検査だけするものの異常が見当たらず、
念のために膀胱炎対策の抗生剤を投与することになりました。
少し元気がない程度でした。

11月22日
呼吸が荒くなり、目に見えて貧血が進んでいるのがわかりました。
辛抱たまらず、近場の病院に行きました。
無用な検査を避けるため、まずはエコーを撮ってもらい、その結果、
心臓まわりに少し水が溜まっていました。
先生からは、この溜まり方だと、おそらく心臓の腫瘍だろうと言われました。

16歳半。確定診断のために検査をし、抗ガン剤治療をし、
そんな本腰治療をしたら、松っちゃんにどれだけ恨まれるだろうか?

迷いました。
展開の早さに、足がガクガクしました。

貧血対策だけして、見守る選択をしました。


11月23日
松っちゃんは低体温になり、より涼しい所を求めて、家中を徘徊しました。
私は松っちゃんから目が離せず、3時間は彼を追い続けました。
ひょっとすると…松っちゃんは迷惑だったかもしれないけど、
男前だから、勘弁してくれたとも思います。


最終的に選んだのが、寝室のベッドの上で、
それから30分ほど経った、10:30。


松っちゃんは私を、正気の目で見つめました。
それから、
少しだけもんどりうって、おそらくほんの1分もかからず、

駆け足で、逝ってしまいました。

目を離さなかったのに、いつ事切れたのかわからないほど安らかでした。



私を見つめた時。

松は、「楽しかったな」と、言いました。




見送れたのは、私だけでした。

照れ屋の松は、みんなが集まれない時間を、わざと選んだのだと思います。





そして11月24日。
早すぎる雪が積もったあの日に、松っちゃんのお葬式をしました。
雪が降ってくれたから、植木職人の夫も休めたし、母も来れました。



あまりに連続してしまったから。
タオはついに、死の意味を理解してしまった。



亡骸に、お別れを言っていました。





亡骸を焼いている間も、深々と雪が降り続けていましたが、

ぴたりと雪がやみ、



空に光が差し込みました。

写真はイマイチだけど…
奇跡が起きたみたいに、美しい空でした。



みんなで、せっかちなひろとが迎えに来たんだって、
あー、松っちゃんは四十九日を待たずにもうお迎え来ちゃったねって、
ひろとに翻弄される宿命だもんねーって、話しました。





そして、骨を拾う時。

大型種と言われる猫ちゃんでも、入るのですが…
松っちゃんはどうしても入りません、初めてです!と、葬儀場の方から言われ、

猫規格を超えた屈強な男の骨は、
猫用の骨壷に納まらず、ひとまわり大きなモノとなりました。



わいわいがやがやと盛り上がり、

泣き笑いしながら、骨を拾いました。





松っちゃんは、最後もキメた、ぜ!


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コメント

松っつあん、松っつあん、松っつあーーーーん、
やだなぁ、もう。
一枚目の写真で膝ががくがくして胸がきりきりして
もう目の前がぐずぐずににじんじゃって。
これまでの出来事についてはあらましをうかがっていたので、
悲しみと喜びとをたどるように記事を読んでおりました。
でも、松っつあんのことは、知らなかったから……。
最期まで骨太で男前だったんだね。
当然だよね、松っつあんだものね。

猫神様を悪く言いたくはないけれど、ちょっとひどいなぁ。
その分、お役目違いだろうがお門違いだろうが、
にゃんにゃんにゃんの日なのだもの、
ななさんの無事のご出産にたっぷりとお力添えいただきたい!

ああ、松っつあんに出会えて人生が豊かになった。
うんと得した。
心からありがとう!

こてち #c8dTRiQ2 | URL | 2017/02/09 21:23 * edit *

「いいか、お前もいつか松ニイみたいな立派な漢になるんだぞ」
我が家の小童ハチワレに、何度言って聞かせたことか。。

その松ニイが逝ってしまった。。。
お葬式に雪まで降らせて。

去りゆく姿までなんてダンディ。
かっこいいよ、良すぎるよ、松ニイ、


catleoleo #gHoTdOGc | URL | 2017/02/09 22:04 * edit *

何という、何ということでしょう。
ああ、松っつあん~~私は一目ぼれだったんだよ~。
いっちゃったんだね。

かっこよかったよ。えらかったね。お疲れ様でした。

paw #- | URL | 2017/02/09 22:28 * edit *

えっ、えっ、えっ!松くんも (>。<;)

まだ、ブログを拝見して日の浅い私が、コメントするのは
なれなれしいくて、ずうずうしいかも知れませんが。お許しください。

猫ちゃんって、そう言う生き物なんですかね~ぇ?
私も昔、母猫が糖尿病で亡くなり、しばらくしたある日、実の娘猫が、
昨日までいつも通り元気だったのに、突然、亡くなってしまいました。

ハナコちゃんの事も、受け入れる寛大な松くん・・・。
残念です。私まで、泣いちゃいました。
なっちゃんと、ひろと姉さんと、松くんの、ご冥福をお祈りします。

にゃらら #LOLorWpQ | URL | 2017/02/10 13:13 * edit *

ななさん、こんにちは。
こんなに一度にたくさんの出来事があったことを知り、
どんな言葉をおかけして良いのか、しばらくわからずにおりました。

なっちゃん、ひろと姉さん、松さん
3猫さん達は最後まで立派でしたね。
そして示し合わせたように旅立つなんて、
日々絶妙なバランスでいい感じだった3猫さんらしいと思いました。

猫初心者だった私は、ななさんご夫妻と3猫さんから多くの素敵なことを教えてもらいました。
(もちろんタオくんとくうちゃんからもですよ)
本当にありがとう。ご冥福をお祈りいたします。

おき #- | URL | 2017/02/17 16:49 * edit *

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