ネコロジーラボ

シニカルで愉快な猫族との関わりを綴ります

伝説の猫飼い9人目ーお母さんたちー 

2015/07/06
Mon. 06:33

ヒトの親ではない私は、実感として、未だ子供の目線しか持っていないけれど、
親が子に伝えるモノを重要視しています。

子供の頃、動物を乱暴に扱うと、私は両親に頭を引っ叩かれました。
あはは、昭和でしたから。
今となっては、引っ叩いてくれて、ありがとうです。
それがマズイ事だって、しっかり脳みそに刻まれました。



唸るほど素敵なお母さんは、たくさん知っていますが、
今回は、猫を迎えてから 子供を産んだ、お母さんのお話です。



あるご夫婦は、旦那さんがアレルギーですが、ふたりとも猫との暮らしを熱望されました。
暮らし始めて旦那さんの喘息が悪化し、ご無沙汰だった吸入器が復活。
どうもその様子は命が危うい感じですが…、
ふたりして、共に暮らす猫がいかに可愛いかを語ります。

余談ですが、奥さんの実家の猫が少し前になくなり、当時の話を奥さんがしている脇で、
旦那さんも泣く。繰り返しますが、奥さんの実家の猫である。
あのー。大丈夫ですか…笑

そうこうしているうちに、ご懐妊。
アレルギー体質の旦那さんですから、奥さんは少しだけ、
赤ちゃんと猫が共存していけるか心配になった。

結局、まぁなんとかなりますね!ははは!
という事で済ました大雑把な奥さんから、ポロっと出た言葉。

「子供が同じ感覚に育ってくれなきゃ困るもん。」

お子さんが大きくなるにつれ、
子供と猫を一緒に育てられて、本当に良かったと言います。


多分、彼らはあんまり考えていないと思う笑
この記事を書いても良いか聞いたら、
普通に猫と暮らしてるだけですけどー?てなもんだ。

ただただ。
捨てたり、自分の都合で簡単にどっかにやったり、
そんな辞書が、脳みそに無いんだ。




またあるご夫婦のお話。
猫を届けた数ヶ月後、機会に恵まれおうちにお邪魔し、散々話してお暇する際に、
お腹がものすごく大きいことに気付く。

えええ!!あんなに驚いたのって…あんまりないです。
あまり気付かれないから電車で席譲ってもらえないんですよ~
などと、呑気に夫婦で笑ってた。
聞くと、猫を迎えた辺りで妊娠が発覚したそうで、
ていうか、それまでにも何度か楽しく猫話ししているのだけれど
妊娠の事は一度も出なかった笑


不安がなかったわけがない。
けど、子供が産まれるにあたって
猫がいてもいなくても、あまり関係なかったのでしょうね。


奥さんはフレンドリーさを感じるけれど、どちらかというと口数が少ない。
ま、多分ワタシが喋りすぎで、隙が無いんだけれど、
余計な事を言わない男前な気質を感じる。

彼女の子供が産まれてから、みるくの事を書いた時、
子供が産まれたから猫を手放すなんて、猫族に失礼だと思います。
やり方はたくさんあるのに。
というメールをもらったことがある。

強い意志を感じた。



そんなコトを当たり前とするお母さんが育てる子供たち。

この世に優しいヒトが増えたんだなって、にやにやしてます。


あのその。おとーさんだって立派です。
けれど、おかーさんと話す機会に恵まれているから、
おかーさんを讃える結果になりましたのです笑



次の世代に、優しいを伝えよう。



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伝説の猫飼い8人目 

2015/06/13
Sat. 06:32


保護親としては、仲の良い兄弟を引き離すことが忍びない。
兄弟で卒業してもらいたいのです。
多頭で育った子は、1匹飼いに向かない傾向があると思います。
そして、猫を飼うなら2匹がイイ。
独り暮らしの長い成猫に、無理やり2匹目を押し付ける必要はありませんが、
せっかく選ぶなら、関わる全員にとってメリットの大きい2匹飼いがイイ。


くうちゃんを除き、今のところ我が家で余ってしまった子はいません。
ぶっちゃけますが、譲渡にあたり、
猫が可愛いだけでなく、いくらか私の口車もあるわけです。
と、おごり高ぶると、今年あたり余りまくるのじゃ…
と、毎度不安ですけれども。


12匹いたチーム。
うち、甘えん坊6匹、ヒト嫌い6匹でした。

まず、甘えん坊2匹でお譲りすることは避けます。
甘えん坊とヒト嫌いは断然セットです。
まぁ、世の摂理というか、足りないものは補い合うようで、
意外と甘えん坊とヒト嫌いは、しっくりくることが多いので助かります。

もしも兄弟2匹で卒業できないならば、
12匹もいるとこの上なく社会性に富んだ子達ですから、間違いなく猫が好き。
先住猫のいるおうちを探します。


同時に、どのペアの相性が良いかも、頭から煙が出るほど考えます。
猫の一生を決める、責任重大な事柄です。




さて。
ヒトは大抵、アピールの上手な甘えん坊の子が目に留まります。
そこで、明るく朗らかを心がけて言います。
「この子を選ぶと、もれなくヒト嫌いのこの子が付いてきます♪」


難しい子が多く来る我が家。
このパターンは、年に何度も巡ってきます。
気持ち良く引き受けてくださる方は多く、
そして少しのフォローのみで、
里親さんはその子を甘えん坊猫に育ててくださいます。

もう、ありがとう100万回です。




とあるケース。


12匹中、いちばん手こずっていた子がいました。
どちらかというと、ヒト嫌いに磨きがかかっていました。

原因はそりゃ、毎週私にむんずととっ捕まえられ、譲渡会に連れて行かれること。
けれど、連れて行かないと決まらない匂いのする子でした。


その子に目を留めてくださった方が現れました。

へ?この子ですか?

慣れてません。へ?いいんですか?

マヌケな受け答えをしながら、
私にはご夫婦の頭上に、天使の輪が見えていました笑


しかし…ここで満足してはイカン。
舞い上がっている場合じゃない。この子のためにより高みを…!

瞬時に私は、もれなくこの慣れている甘えん坊の子が付いてきます
と、言い放った。自信に充ち満ちて。



快諾してくださったご夫婦。



夜のお届けで、渋滞で到着時間が読めませんでした。
寒空の中、ご夫婦は外でずっと待っていてくださいました。

外灯の薄明かり。シンと澄んだ空気。
仲良く寄り添って、猫と私に心を配るふたりの様子。

幾度も繰り返している、ただのお届けなのに、
色んなモノが詰まっていて、じんとしました。



私への労いなどは、いいんです。
けど、そーゆーことされると。
猫にも寄り添っちゃうんだろーなーって、物凄くいい気分になります。

あ、あと。私を労うつもりが、
猫が来たのが嬉しすぎて忘れてしまう方にも、物凄くいい気分になります笑


数週間後。
引っ掻き傷をたくさんこさえて、少し苦戦しつつも笑顔でおいでくださいました。

またその数週間後。
一緒に寝てますって、もっと笑顔でおいでになりました。

早かったなぁ。
えーと、うちには確か4ヶ月居てねぇ。
どんどんヒト嫌いになった、いや。ただのなな嫌いだったんだ。あっそ。



そもそも、どうしてあの子がイイって言ったのでしょ。
無粋と考え、出来るだけ聞かないようにしています。

たぶん。

ケージの中で一際怯える彼女が
かわいく見えちゃったんだと思うのです。


見つけてくださり、心からの感謝を。



ていうか。
慣らしてから出せよってな話しでもあります。

しかし…
痛みを分け合ってくれるヒトが居るんです。
何度期待を裏切られても、

私はヒトのあたたかさを信じています。


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伝説の猫飼い7人目ー図太いヒトー 

2015/05/16
Sat. 06:26

あんた。自分を伝説にいれるってどうゆうことよ!
僭越ながら、「なな」だけに、
7人目はワタクシと夫とさせていただきます。
計画的ではなく突如思いついた辺りに、
寛大な目でご覧いただければ幸いです。


3日ほど前の朝。
ヒトが朝の支度でバタバタしていると、松が走り回っていました。

毎日毎日、のしのし歩くか、どてっと寝ている彼。
久々に見れた松っちゃんラン!嬉しい♪
けど何かおかしい。


松はほんの少し長毛なんです。

どうも、うんちょすをしたら最後が柔らかく、
お尻の毛に付いてしまったみたい。


松っちゃん待て待てー!と追いかけ、お尻はなんとか拭いた。
※うにょにょんと逃げる♪

床に擦り付ついた分も、だいたい拭いた。

でもとにかく、朝の支度でバタバタしてたのです。


私は妻として100点満点中13点くらいかもしれないけど、
朝は夫を必ず見送ります。


行ってくるよーと夫が言い、見送ろうと玄関まで走る間に、
ワタクシ、拭き忘れたうんちょすを踏む。

あわわわ、うんちょす踏んだよぉ、と
慌てふためき片足を引きづりながら必死に玄関までたどり着くと、
ふたりとも、抗えない感じで爆笑の渦に巻き込まれちゃって、
それどころじゃないから いってらっしゃーい!
そうだね いってきまーす!
などとお互い超早口で、夫は仕事に行った。


帰って来た夫は、
「うんちょす踏んだだけで、あんなに楽しめたなんて…腕上げたよね。」
と。

私もそう思う。



松っちゃんのお陰だよ。
ありがとー!!!

そして、大雑把だと思っていた松の、猫らしい繊細さも垣間見れて、
嬉しかったよ♪

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伝説の猫飼い6人目ーマブダチの卒業ー 

2015/05/09
Sat. 06:32

さぁさぁ今日は長いですよー!

過去のボンさんに関する記事です。
要らなくなるワケ
なかなか
預かりの預かり
思い描いてきた猫



生まれてから5年間、ボンさんはヒトに振り回されてきました。


私が彼を知ったのは、4年前の譲渡会でした。
子猫が並ぶ夏の譲渡会に、身体も顔も大きな彼が、
小さなケージにみっちりと入っていて、ある意味とても目立っていました。
保護主さんは、彼が少しばかりトラブルメーカーなのだと言っていました。

その数ヶ月後、里親さんが決まったと聞きました。
成猫が決まるのはとてもいいニュースでした。

そして3年ちょっと経った、今年の1月。
彼は再び、保護猫として生活することになりました。

どんな子になっていますか?という質問に、元の里親さんは、
普通の猫ですよとか、押入れから出てきませんよとか、
よく解らない情報だけくれました。


とにかく、人との生活に、何らかの問題がある子なんだという印象でした。



うちに来てからは、萎縮する一方で、
楽しいことなんて、何にもない、
今、彼の世界は真っ暗なんだ、と思った。



いつもは、大丈夫大丈夫!で済ますのに、
要らないと言われた子に、そんなこと言いづらかった。



猫に対して、求めるモノがあります。

抱っこがキライでも、キャリーに入れられること。
まぁまぁ、ヒトもいいモンだ!と思ってもらうこと。

この二つをマスターすれば、ヒトは猫を守ることが出来ます。

萎縮する彼にも、いつもと同じように、それを期待した。



ところが彼は、


楽しいって言ってくれた。


爪切りも歯磨きもさせてくれた。



温もりを求めてくれた。



ヒトを信じてくれた。



保護部屋の横で、ミシンを踏むのが楽しみになった。
日課の昼寝は、長座布団引きずって、ボンさんと一緒に寝た。

一緒にいるのが楽しくって、会いたい子になってしまった。
不意打ちの期待以上に、面食らった。



そんな彼に、お問い合わせを頂きました。

ファーストコンタクトから所要3日。
トントン拍子で、彼を里親さんの元にお届けし、
ボンさんはもう、我が家にいません。

なんとも引きの強い、ご縁でした。


猫がどなたも初めてのご家族。
生活環境から、子猫はデリケートしょうし、成猫が希望なのですと仰いました。
そもそも、初めてで子猫を欲しがらないヒトは少ないです。
会のホームページを見て、こんな可愛い子ならもう決まってるのだろうな、
と、ダメ元でお問い合わせされたそうです(笑)



たくさんの里親さんとお話しします。
印象の良し悪しは、結局のところ、個人の裁量になってしまう。
彼らのありのままを受け取れ、都合に耳を傾けて、
自分の都合を猫を当てはめない方が、私にとっていちばんの飼い主さん。
飼い方は二の次。そんなモノは、愛があれば学習出来ると考えています。

愛だけは学習が難しいです。
湧いてくるモノだから。



審査するなんておこがましいのですが、
お話ししてみると、猫の存在を、物に毛が生えた程度で捉えている方は多いです。

面倒な私の性格からすると、自分の期待を猫にかぶせる方にも、
少しでも何か持って帰って欲しくて、いろんな言い方で愛を語ります。

はっとする方もいるし、なんだこの面倒なおばはんは…で終わる事もある。
この間も、せっかく貰ってあげるって言ってるのに…!と言われました。

精度に欠けるやり方は、私の大きな課題ですが、
気付いて貰えれば、目的達成です。


いつもは話し合いを重ね、猫を飼うにあたっての理解を近づけていきますが、

ボンさんには、最初から満点の里親さんを求めました。
裏切りを幸せで上塗りしてくれるヒト。

保護数に支障が出ますから…イケナイ事だけれども、
現れないなら、私が…なんちって思ったりなんかして。
ははは、裏切らないけど、他猫が大勢いて時間をボンさんにかけきれない私は、
そもそもボンさんの飼い主に相応しくない。



いつもなら、届けるまでは決まりと思いません。
しかし今回は…。
お問い合わせの段階で、決まりだなと、思い込んでしまいました。
お見合い前に、寂しくなるよーと、ボンさんに話してしまいました。



正直なのに、優しいを感じるご家族でした。
猫が初めてなのに、慎重な猫に寄り添うスキルは、ベテラン以上のモノを感じました。

保護部屋でお見合いし、ボンさんは最初、彼らを歓迎しなかった。
お父さんは迫力ある空気砲を放たれても、怯まずに、
怖いよねーってボンさんに声をかけて笑ってた。
お母さんからは、彼に寄り添う言葉しか出てこなかった。
さりげなく話していると出てきますと伝え、速攻出てきたボンさん。
少し遊んで、甘えん坊も披露。
それを見ていて私は、さっきまで空気砲打っていたのに
気持ちを切り替えたボンさんを、誇らしく思いました。


もう、なんか、私はとにかく思い込んでしまっていて、
決めますともなんとも仰っていないのに、
お届けはいつにしましょう?と話していました。
あぁっ 決まりですか?と確認しましたけれども!


あまりお伝えすることがなくて、保護活動の愚痴が出る始末でして、
ついつい猫初心者だと忘れ、具体的な飼育方法を伝え忘れてしまい、
多大なご迷惑をおかけしました。面目ない…。



お届けした様子は、我が家にやってきたあの日とは雲泥の差で、
ちょいと情けなく鳴いていたけれど、だいぶ余裕がありました。
私が帰宅した後には、少し威嚇し夜泣きしたそうで、
彼の心境を気遣う内容と、猫が家にいるだけで幸せです。猫ってすごいですね。
とご連絡いただきました。

参りました。
初めての猫に、ふーしゃー夜泣きされて、幸せかぁ。

次の日には、大きい方の排泄をして、ブツを褒めまくりです!(ベテランすぎる~)
と、ご連絡いただきました。

間違いなく数ヶ月後のボンさんは、
ご家族に感謝する羽目になりそうです。


そうだよ。

うちにあったのは小さな幸せ。

これから抱えきれないくらい巨大な幸せが待ってるよ。


里親さん。彼を必要と感じてくださり、私が言うのはちょっと変ですが、
ありがとうございます。


そして、ボンさん。貰うばっかりで悪かったね。
ありがとう。
短い付き合いだったけど、夫も私も、ほんとに楽しかったよ。



マブダチの門出を、少しの寂しいと、バンザイで、見送りました。


最後にひとつ。
ボンさんは特別です。
私がご紹介する猫は、みんな特別。
だって畏れ多くも私が、彼らを理解しようと努め、代弁するから、特別に見える。

保護をしていると、1匹の命の軽さに驚愕します。
少数のボランティアが奮闘しても、終わらない負の連鎖。

皆さんの身近にも、
ドラマを背負い、魅力に満ち満ちた、特別な子が溢れているはずです。

どうかその存在に気付いてくださいますよう、願いを込めて。

そして、不妊手術(笑)

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伝説の猫飼いーノックアウト編ー 

2014/09/12
Fri. 06:17


ある人は、愛猫が登りすぎて、カーテンが落ちました

ある人は、毎朝まぶたを手でちょいちょいされ目を開けられて、最後は頭を枕の間に入れられ、強制的に起こされます

ある人は、晩酌にと楽しみにしていた朝採りトウモロコシを、ムシャムシャ食べられました

ある人は、ちょいと茅乃舎の高級アゴだしを置いておいたら、部屋中 粉まみれになりました

ある人は、ソファを1台、爪とぎ用にあげました(私も~)

ある人は、ベランダしか出られない猫が捕獲したコウモリを、部屋内に持ち込まれ残骸が散らばりました

ある人は、夜の運動会が凄まじく万年寝不足です

ある人は、冷めた油の鍋に手を突っ込んだ猫が、家中走り回りました

恐れ多くもトリはワタクシ。縦型洗濯機の蓋を開けておくと、洗濯槽に白い御仁が排尿します


一様に皆さん、苦笑いしつつも誇らしげ

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2017-11